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青梅は、東京駅からJR中央線/青梅線で1時間弱で行くことができる「御岳山」の登山客や「青梅マラソン」などのマラソンランナーで賑わう街。青梅はもともと「梅」の名所で知られる場所でしたが、近年は「青梅市産澤井ゆず」の存在も知られるところとなりました。青梅市では、毎年ゆずの収穫時期になると「東京多摩国際プロジェクト ゆず収穫祭」を開催しており、ゆずの収穫体験、地元特産物を使ったお食事、イベントなども楽しむことができます。どうぞ皆様、ご参加ください。10月よりご参加受け付けをさせていただきます。
東京多摩国際プロジェクト ゆず収穫祭 2015>>
青梅市沢井で収穫される「澤井ゆず(沢井ゆず)」は、その昔、江戸時代の参勤交代の際、江戸のお殿様に謙譲されていた代物。その香りは天下一品と評価されていました。「澤井ゆず」は皮が厚く、ごつごつした見た目が特徴です。ぶかっこうだが、香りは天下一品。
他の産地の「ゆず」に比べ、香りが強く、少量で香りが出るので加工用に適しています。また、「澤井ゆず」は、接ぎ木ではなく、種から生長したもの(実生 みしょう)が多く、実がしっかりしており品質が長持ちします。
青梅市には樹齢100年を越える古木も存在しており、まだしっかりとした実を付けています。江戸のお殿様が愛した、この「澤井ゆず」の高貴な香りを、是非、日本全国、そして世界の皆様にお楽しみいただきたいです。
東京都あきる野市は、清流・秋川渓流が流れ、山々に囲まれています。そこで採れる「盆堀(ぼんぼり)ゆず」は、急斜面が産地となっています。五日市の商店街から西側(檜原村)を望むと、一番手前に小高い城山(434m)がそびえています。この山をよく観ると向かって左側に傾いているように見えます。実はここには大きな断層(大地の割れ目)が通っているため、地面が切られて左側が大きな谷になっています。このため傾いて見えるのです。この断層は千葉県犬吠埼付近から本州・四国・九州を横断して沖縄本島のあたりまで続いている長大なラインの一部であるといわれており、このライン上には、三ヶ日みかん、有田みかん、愛媛みかんと柑橘類の主要な産地が存在していることから、Citrus beld (かんきつ類地帯)といえます。また、昼夜の温度差が大きく、日当たりと水はけの良い山地斜面がゆずには良好な環境です。環境面からみると、多摩地域はゆずの産地として、全国でも有数のポテンシャルを持った地域であると考えられます。
あきる野市では、2015年より、より多くの皆様に農業を体験していただくための「ゆず収穫イベント」の開催を開始しました。地元組織「五日市ごえん分校」の主催でゆずの収穫を行い、地元の方々が多数集まり、ゆず農家の高橋さんのご指導のもと、ゆずの収穫を体験します。みんなで協力して1日で1トン以上のゆずを収穫します。ゆずの収穫作業で汗を流した後は、ゆずを使った「東京多摩ゆずサイダー(あきる野市 甘味処 久森)」で乾杯!のどを潤しながら、皆さんで楽しく交流会を行います。
どうぞ皆様、ご参加ください。10月よりご参加受付を開始いたします。
東京多摩国際プロジェクト ゆず収穫祭 2015>>
奥多摩は東京都だと思えないほど美しい自然が広がる地域です。清流・多摩川が流れ、空気が綺麗な山々に囲まれた地です。都心から約2時間ほどで来ることができる東京都が誇る観光名所。登山、山道の散策、バーベキュー、アウトドアスポーツなどさまざまなアクティビティーをお楽しみいただけます。
東京都が誇る多摩川源流のきれいな水とおいしい空気ですくすくと育った「奥多摩のゆず」も使われています。
写真のゆずは、8月の奥多摩の青い実のゆずです。これから徐々に黄色く色づいていきます。
東京都八王子市は、世界的にも知られるミシュラン三つ星を獲得した東京の観光名所「高尾山」があります。都心から電車で約1時間で行くことができることから、世界各国から観光客が訪れます。
東京でもっとも知られる登山名所「高尾山」がある八王子市でもゆずの収穫が行われています。